塩盛道とは
日本には、華道、茶道、柔道、剣道など、~~道という自分を磨く術があります。
塩盛道もその一つで、「縁をきよめ、縁をむすぶ」ことが目的です。
なぜ、縁なのでしょうか?
それは、人の幸不幸は人間関係「ご縁」によって決まるからです。過去のご縁が今の自分の環境を作っているということです。過去のご縁とは、身近な範囲では、お母さんのお腹の中にいたときから今日まで、さらに遡ると、過去世のご縁も今の人生に影響を与えています。さらに対象範囲を広げてみると、父母から祖父祖母、先祖の皆様へとそのご縁は広がっていくのです。そのどれもがあなたの人生に影響があるのです。
あなたは今まで出会ったすべての人と良好な関係でいますか?
あなたがすべての人と良好な関係だと認識していても、相手からはどうでしょうか?
あなたは嫌いな人はいますか?憎らしい人はいますか?嫉妬する人はいますか?
恨む人はいますか?あるいは、あなたを嫌いな人はいますか?憎まれている人はいますか?嫉妬されていますか?恨まれていますか?
このようにみていくと、すべてが良好であるとは言い切れないと思います。また、相手がどう思っているのかはその本心は分からないでしょう。だからこそ、ご縁をキヨメることが多少なりとも大切であることがなんとなく分かったと思います。
悪縁をきよめて、良縁をむすぶ。
最もシンプルですが、多くの人が見落としていた大切な「ご縁」をあなた自身で調整や操作できるようになれば、あなたの人生は自分で管理できるようになります。
誰もが求める「良縁」、あなたも良い縁を求めたことが、一度は経験があるのでしょう。良い人生を創り出すために、良い結婚相手、良いビジネスパートナー、良い上司、良い~、など、実際にあなたも求めていたものが「縁」なのです。
私たちの人生は「縁」で成り立っています。
このページを読んでいるのも「ご縁」ですね。
この案内を実践することで、あなたの人生の一助になれば幸いです。
内容は、三つの章に分かれています。その三つとは、「書く・盛る・祈る」です。第一章は「書く」こと、縁を清めるためには、具体化する必要があります。誰との縁か、どのようになっているのか、どうしたいか、などを書き出します。それをもとに、祈願文を書きます。第二章は「盛る」こと、塩盛りの仕方や作法を学びます。これは、祈願の力を千倍から万倍にパワーアップするために行います。第三章は「祈る」こと、祈願を成就するにはどのように祈るのか、心の在り方や手順などを学びます。
とてもシンプルですが、始めてみると奥がとても深いのです。あなたの在り方によって、その結果が違うものになるのです。そこに気づいて自分を磨いていくと、人生が驚くほどに輝いていくのです。そして、あなたが経験したことを分かち合えば、それがさらに良くなっていくのです。
これら三つの章を実践して、ご縁をきよめ、自分をミソギ、自分を磨き、自分を高めていくことが、塩盛道という一つの道になります。