お塩盛りの手順・その三「祈る」

STEP
はじめに「願意を書く」

筆ペンや半紙などを準備して願意を書きます。

STEP
次に祈願文の上に「お塩を盛る」

半紙を乗せるお盆(トレイ)を準備して祈願文の上にお塩を盛ります。

STEP
準備が整ったら「祈る」

心を集中してあなたの実現したい意を届けます。

目次

祈りとは

――はじめて祈るあなたへ

祈りとは、目に見えない大いなる存在と心をつなぐ行いです。
それは「神さま」「宇宙」「天」「ご先祖さま」など、呼び方は人それぞれでも、自分を超えた何かへの信頼と対話のかたちです。

祈るということは、願いを叶えてもらうためだけの行為ではありません。
それはむしろ、今ここに生かされていることに感謝し、自分の心を見つめ、内なる静けさとつながるための時間です。

人は、迷い、悩み、苦しむことがあります。
でもその奥には、必ず「願い」があります。

――誰かを大切に思う気持ち。

――平和を願う心。

――本当はこう生きたいという想い。

祈りとは、そのような本心を正直に表し、天に届けることです。
声に出しても、心の中で唱えても、静かに目を閉じるだけでも構いません。

大切なのは「こうでなければいけない」と決めることではなく、
ありのままの自分で、素直に心をひらくこと。

すると、ふと心がやわらぎ、
孤独がほどけ、
目の前の景色が少しだけ違って見えることがあります。

祈りとは、外に向かう行いではなく、内にひらく道でもあります。
それは、自分の中にある「静かな光」――本来のいのちの源につながる時間です。

あなたの祈りは、きっと何かを動かし始めます。
まずは今日、ほんのひととき、静かに目を閉じて、
あなたの心の奥にある「ことばにならない願い」をそっと感じてみてください。

それが、祈りの始まりです。

誰に向けて祈れば良いのでしょうか?

あなたが誰に向かって祈ろうが、その対象は自由です。
ブッタやキリスト、守護神、宇宙の創造主など、自分が選んだ方を信じて祈ることが大切です。

アプローチが意識的であればあるほど、よりメンタル的であればあるほど、意識が関与すればするほど、接触の信が大きければ大きいほど、祈りは開かれる可能性は大きく、カルマの範囲内で答えられる可能性は大きいです。
祈りが心(ハート)からのものであれば、神の代理者からの助けを喚起します。

祈りと「意志」のちから

祈りには、あなたの「意志(いし)」がとても大切です。
それは、「こうなりたい」「こうありたい」という心からの思いのことです。

祈りは、ただお願いごとを並べるだけのものではありません。
たとえば、「健康になりたい」「幸せになりたい」と祈るとき、
本当の祈りはこう問いかけています。

――あなたは本当に、そうなりたいですか?

――あなたはその願いを、心から生きる覚悟がありますか?

祈りの力は、「神さまが与えてくれるもの」だけではなく、
あなた自身の内にある“意志”と結びつくことで、大きく動き出します。

意志とは、自分の人生に向き合う力です。
「私はこう生きたい」「私はこの道を歩む」と、
自分の心に向かって宣言するようなものです。

祈るとき、たとえ小さな声でもかまいません。
迷いや不安があっても大丈夫です。
けれど、あなたの心のどこかにある「本気の思い」――それを大切にしてください。

なぜなら、神仏や宇宙は、「あなたの意志」に呼応して働くからです。

・あなたが「変わりたい」と願うなら
・あなたが「愛したい」と望むなら
・あなたが「進みたい」と決めたなら

その意志こそが、祈りを現実へと導く“種”になります。

だからこそ、祈るときには、自分自身にこう問いかけてみてください。

「私は本当に、これを願っているだろうか?」

「この願いを、自分の人生に迎える準備があるだろうか?」

祈りとは、神に投げる言葉ではなく、意志と共に放つ「いのちの響き」です。
それは、あなたの人生を変える最初の一歩になるかもしれません。

今ここにいる、あなたの心がすでに祈りの中にあります。
その心の奥にある「あなたの意志」を、どうか大切にしてください。

祈りは肯定的に建設的な思いや気持ちを意識しなければ成就しません。まず祈る前に、祈願が成就してあなたが受け取ろうとするものに感謝を捧げましょう。祈りながら、人・自然・霊と霊界のあらゆる生命が調和し、一体であることを思いましょう。バラバラだと思っていたすべての存在たちは、本当は一つなのです。祈りはすべてを結び合わせます。すべての存在に完全な調和と統一性を創り出します。

信心ある祈り

「信心」とは、神仏や見えない存在を信じて、心を寄せ、敬い、すがる気持ちのことです。

  • 「信」は“信じる”こと
  • 「心」は“心(こころ)”や“真心”を表す

つまり、「信心」は「信じる心」という意味になります。

1. 【心を整える】

まず「信心ある祈り」を捧げるには、祈る前に自分の心を整えることが重要です。

  • 呼吸を深め、雑念を静める
  • 清め(塩、水、香、音など)を行う
  • 静寂の中に身を置く(神聖な空間を保つ)

👉これは「神(カミ)とつながる回線をひらく」準備でもあります。

2. 【信じる存在との関係を意識する】

祈る対象(神仏、祖霊、大いなる存在など)を「自分とは無関係な力」としてではなく、

  • 自分の内にある神聖
  • いつも見守ってくれている存在
  • 自らの魂と共にある光

として感じ、「私は信じています」「委ねます」という信託の心をもつことが信心です。

3. 【願いよりも「響かせる」】

信心のある祈りは、願望の列挙ではなく、真心からの響きや感謝の表現が中心です。

たとえば:

神よ、どうか○○を叶えてください


→ 信心ある祈りでは

「神さま、今日も生かされていることに感謝します。この○○を果たす道も、どうか御心とともにありますように」

というように、「感謝」「委ね」「つながり」を感じながら祈る姿勢が信心です。

4. 【祈った後は「ゆだねて待つ」】

信心のある祈りでは、祈ったらそれを「手放し」ます。

「叶うかどうか」ではなく、「すでに働き始めている」と信じるのです。

  • 願望に執着しない
  • 結果を急がない
  • 時を信じる

これは「神と共にある心」で生きる、という祈りの延長です。

5. 【日常に祈りの精神を持ち込む】

信心は特定の時間だけのものではなく、「日常を祈りとして生きる」ことでもあります。

  • 食事の前に感謝を捧げる
  • 出かける前に「導きを」願う
  • 他者の幸せを祈る瞬間を日常に取り入れる

これが「祈りの生活」=信心の実践です。

信心ある祈りは、個人の精神的な旅や成長において重要な要素となります。それは個人の価値観や信念に基づいて、内なる安定や希望、癒し、指針を見出す手段となることがあります。信心は人々が生きる目的や意味を見出し、困難や苦難に立ち向かう力を得ることにも貢献します。

毎日の祈りが、あなたを変えていく

祈りとは、特別な日だけに行うものではありません。
むしろ、毎日そっと祈ることにこそ、大きな意味があります。

なぜなら祈りは、神さまや宇宙につながるだけでなく、
自分の心と向き合うための時間でもあるからです。

 

私たちは、毎日いろいろな出来事の中で生きています。
不安、迷い、疲れ、怒り……
気づけば、心がどこかに置き去りになってしまうこともあります。

でも、たとえ数分でも、静かに目を閉じて祈る時間を持てば、
心は少しずつ整い、本当の自分を取り戻すことができます。

 

祈りは、一回で劇的に何かが変わるものではないかもしれません。
けれど、毎日祈ることで、あなたの心がやわらかくなり、世界の見え方が少しずつ変わってきます。

・昨日より少し穏やかになった
・小さな感謝に気づけた
・人を責めるより、許せるようになった

そうした小さな変化が、祈りの力です。
そしてそれは、毎日祈る人の中にだけ、静かに芽を出します。

 

祈りは、特別な言葉や形式がなくてもかまいません。
「今日もありがとう」
「大切な人が守られますように」
そんな一言でも、心を込めて祈ることが大切です。

 

日々祈ることは、自分を愛し、世界を信じる練習です。
それはやがて、人生をしなやかに、あたたかくしてくれる“習慣”になります。

 

あなたの今日の祈りが、明日のあなたをつくります。
そして、積み重ねた祈りが、人生を静かに動かしはじめるのです。

まずは、今日から一歩。
小さな祈りを、どうぞ心にそっと灯してみてください。

お塩と半紙の片付け方

 毎月決めた日から1ヶ月間塩盛りをします。

1ヶ月後、お塩は水に流し、半紙は火で燃やします。

お塩は水に流します
半紙は四つ折りにして
フライパンの上などを
安全な場所で燃やしてください

先祖の因縁を清める

 ・毎月決めた日から1ヶ月間塩盛りをします。
  1ヶ月後、お塩は水に流し、半紙は火で燃やします。

 ・お盆、お彼岸の期間、5日~7日間は塩盛りで先祖にエネルギーを送ります。
  この期間に墓参りに行けない人は必ず行います。
  期間後、お塩は水に流し、半紙は火で燃やします。

土地を清める

住んでいる土地、使用している土地、所有している土地を清めます。
引っ越す場合は、引っ越し前にその土地を清めます。
新しい仕事場や働く場所が変わる前にその土地を清めます。

毎月1日に100倍希釈した塩水を、大地に感謝しながら玄関から時計回りに土地にまきます。マンション等の場合には玄関、水回り、ベランダに塩水をまきます。

 《 一軒家の場合 》

玄関から時計回りに自宅の土地に塩水をまきます。通れない場所がある際は無理をせず、できる場所から再度まき始めましょう。

玄関は、扉の外側のスペースに

《 マンションなどの場合

玄関は扉の外側に水をまきます。ベランダは全体にまきましょう。水回り(流し・洗面台・風呂場・お手洗いなど)に、塩水を流します。そうすることで、配管を通して、お住まいの建物や土地全体へとお塩が巡ります。
※玄関・ベランダなどにまくことが難しい場合は、水回りだけ実施してください。

ベランダは全体にまきます
洗面台や浴室、お手洗いなどは
塩水を 直接 流してください

よくあるご質問

塩盛りはどこに置いたら良いですか?

場所に決まりはありません。置く高さや方角も決まっていませんので、
安心して置くことができる場所に置かれてください。

お祈りは塩盛りに向かってするのですか?

お祈りは、心の中でカミを意識していたしましょう。
心の中でカミに向かって意識することが大切です。塩盛りに向かってお祈りすることではありません。

塩盛りをする時間に決まりはありますか?

特定の決まった時間はありません。ご自分の生活リズムに合った時間で祈ると良いと思います。

祈願したいことがいくつもあるのですが

祈願の内容が関係し合っている場合は、一枚の祈願文に含めて書くと良いでしょう。
祈願の内容に関係性のない場合は、別の祈願文と塩盛りが必要です。

自分以外の人のことを祈願できますか?

出来ますが、まずは、自分自身と自分の足元(直系先祖・土地)を清めて整えましょう。

塩盛りの塩がひび割れています。

ひび割れは、何かが起きているサインです。
そのサインが何かを「私の分かるように表して下さい」と日々のお祈りの中で祈願しましょう。

塩盛りがなぜか水で濡れたようになっています。

水で濡れたようになっているのも何かが起きているサインです。
そのサインが何かを「私の分かるように表して下さい」と日々のお祈りの中で祈願しましょう。

塩盛りを片付ける際もお祈りをしますか?

祈願は成就するまで続けます。
毎月1回、お祈りをしてから片付けます。そして、新しい塩盛りに変えます。
その時に、祈願文の内容を見直したり、付け加えたりします。

半紙を燃やす場所がありません。燃やすことが難しいです。

半紙を折りたたんで波動の塩をかけて燃やせるゴミとして処分してください。
※なるべく燃やすのが望ましいです。半紙の燃え方の違いもメッセージです。

半紙を燃やしても、燃え残ってしまいます。

その祈願は、継続する必要があるというサインです。

半紙を燃やした後の灰はどうしたらよいですか?

灰は、完全に燃え尽きた時点で霧吹きなどで水をかけてから、一般のゴミと一緒に捨てて構いません。

家族に内緒で塩盛りしたいです。塩盛りを他人に見られたくありません。

塩盛り専用の棚(カラーボックス等)を用意し、棚の前に扉やカーテンを付けて、他の方に見られないようにこっそりとされている方もいらっしゃいます。

朝、お祈りができませんでした。どうしたら良いですか?

お祈りは基本的にいつでも、何度でも、唱えて構いません。
ただし、般若心経は日の出ている間に唱えるようにしてください。
日が暮れている場合は、お祈り文のみ唱えましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次