準備するもの
始める前に以下のものを準備します。
・半紙
・下敷き
・筆(筆ペンでもOK)
・墨
・硯
・文鎮
塩盛りの心構え
塩盛りを行う時のあなたの心構えはとても大切です。
『 なぜ、塩盛りを行うのか?』
初める前にあなたの心に聞いてみましょう。
これから行う塩盛りは、あなたの祈願したい事柄を助ける行為となります。
家に流れる古き罪垢を清めたい、直系先祖の御霊たちを救いたい、縁ある土地を清めたいなど、ご自身のルーツと現在のご縁を清めるためにこの塩盛りを行うことでしょう。あるいは、現在縁のあるご自身の人間関係やこれから起こるであろう将来の不安を解消して、守護を求めることかも知れません。
しかしながら、どれもが簡単には成就し得ない祈願内容です。それを実現できるように、助けてくれるのが塩盛りなのです。それは、あなた自身の正直な思いをカミ(創造の源)につなげる役割を果たすのです。
どのような心構えが良いのか?
自然界の法則に「与えるものが与えられる」というシンプルな言葉があります。自分や自分たちだけが良くなるようにという願いは、この法則に反しています。祈願する内容も「与える」という思いを含むことで、与えた分だけあなたも与えられるでしょう。
「愛・分かち合う・与える・奉仕する」
これらの意味を含んだ祈願内容をよく考えてみましょう。
そこに気づきがあるでしょう。
今までの自分の祈願内容とどのように違うのかをみてみましょう。実際に塩を盛る時は、皆が最善の方向に向かうように心を込めて行います。皆がという思いは、「愛であり、分かち合いであり、奉仕」でもあります。
一人ひとりが「カミの愛」を実践すれば、原因と結果の法則によって作られたカルマを解消することができます。
祈願をしたら、その祈願内容が成就するまで、「祈り・行動」しましょう。
「祈りと行動」はセットで働きます。どちらか一つだけでは、うまく働きません。
必ず、「祈りと行動」を共にしましょう。
書く
塩盛道には「書く・盛る・祈る」の三つのステップがあります。初めの「書く」内容をしっかりと定めないと、その後のステップに進んでも効果は期待できません。カクとは、カのクのことで、カとは力(ちから・エネルギー)でクとは自由にする思念です。つまり、あなたの思いが成就して自由になることができるのです。書くことは、祈願の的を作ることになります。的が明確にならないと矢を放つことができません。しっかりと書く内容を考えて作りましょう。
ご自身の願意を成就するための祈願文をこれから書きます。
【重要】願意の作り方
これから書くあなたの祈願文は、願いが叶う、目標が達成する、物事が成就する、仕事において成功するなど結果を求めて、その結果を享受したいという願望から書くと思いますが、少し工夫が必要です。その工夫とは、自然の法則に寄り添うということです。ここでいう自然法則とは、原因結果の法則のことです。蒔いた種子は自分で刈り取る、つまり、どのような種子を蒔くかによって結果が決まるからです。それゆえ、結果を求めたい気持ちは分かりますが、ここでは、原因つまり、種子に意識を向けて願意を書かなければ、願う結果は得られないのです。
書く前に必要な知識
悩みを解決したい、運気を上げたい、仕事を成功させたいなど、人生をよくしたい気持ちがあると思いますが、そのためには自然の法則と自分の関係を知らないと上手くはいきません。周りの人を変えよう、自然の法則を無視して成功したい思いは成就しない考え方です。なぜなら、結果は自然の法則が決めるからです。だからこそ、自然の法則を知ってその力を借りることができるように自分の考え方を調整しないと上手くいかないのです。
三つの自然法則
一、人 自然 霊と霊界の調和において 人の世は成り立つ
一、人や自然 霊を愛する者は 自ずから成り立つ
一、神の愛をもて 人と自然を愛せよ
人の世は、人 自然 霊と霊界の調和において成り立っているということ。人だけでは成り立たず、人や自然だけでも成り立たず、人 自然 霊と霊界との調和において初めて人の世は成り立つのです。どれ一つが欠けても成り立たないということです。そして、人や自然 霊を愛する者は 自ずから成り立つ、とあります。日本の風習として神社仏閣にお参りする、盆暮れ彼岸には墓参りするなど、霊と霊界とのつながりを大切にすることが生活の中に根付いています。
そして、神の愛をもて人と自然を愛せよ、とあります。ここにあなたの願意を成就させるための答えがあります。
その答えに気づきましたでしょうか?
それは、「愛せよ」ということです。
愛とはなんでしょうか?
人の世では、「許す 与える 認める 奉仕などなど…」相手や自然を思いやる心で言葉や行為をすることです。愛ある思い、愛ある言葉、愛ある行為を祈願文に含めるということです。
では、神の愛とはなんでしょうか?
私たちが当たり前と思っていること、光 空気 水 食べ物 大地…。私たちが成り立つようにいつも与え続けてくださっています。
無償の愛、見返りを求めず与える行為、人で言えば奉仕する貢献するということです。
願意を成就させたいあなたは、自然の法則を知り、愛あるタネをまくことでその結果を生み出すことができるのです。あなたが何をどのように行うのか、どのようなタネをまくのかが重要です。
【心構え】3つのマ
① あなた:自分以外の人に頼る
多くの人たちがいる心のマがここです。私の願い、病気が治りますように、よい相手と出会えますように、仕事が成功しますようになど、自分以外の誰かや仕組み、社会に依存する考え方や心の在り方や生き方
② わたし:自分の力がすべてである
頑張ればなんとかなる。努力が足りない。力を出し切ればすべてが上手くいくなど、自分の力のみを信じて他者の力を受け入れない考え方や心の在り方や生き方
③ わたしたち:自分の力とみんなの力を分かち合う
自分の力だけでなく、周りのすべての存在から協力を得て、グループとしてみんなの力で成就する考え方や心の在り方や生き方
あなたの心が、これら3つのレベルのどこにあるかによって願意の力が10倍、100倍、1000倍、万倍と違いが出ます。
ここから、書き方を具体的にみていきましょう。
書き方の基本
一つの祈願文を、前半と後半に分けます。
・前半は、あなたが得たいことは何かを書きます。ご自身やご家族、仕事やお金、健康や病気、
恋愛や人間関係のことなど、成就したい祈願内容を作文します。
・ 後半は、前半の祈願内容が成就した時にあなたの愛、与えること、奉仕やできることを書きます。
愛ある内容を具体的に書きます。(いつ、何を、誰に、どのように、どこで…。)
例:願意 = 〇〇で収入を増やしたい。
前半(望むこと) = 私は〇〇の仕事でお客様に喜んでもらう努力をして、
後半(愛ある奉仕)= 得た収入で両親を旅行に連れて行き一緒に楽しい時間を過ごします。
例:願意 = 仕事・生活において:私の成長に必要なパートナーに出会いたい。助け合える関係のパートナーに出会いたい。
前半(望むこと) = 私は今生を共に歩むパートナーに出会い、
後半(愛ある奉仕)= それぞれのカルマを成就します。お互いに正直に伝え合い、良きも悪きも超えて大切にします。
例:願意 = 病気が治りますように。
前半(望むこと) = 私は〇〇病のカルマを成就して、
後半(愛ある奉仕)= 先祖から引き継がれた命、神様からいただいた命を大切にします。そして私自身を大切にします。
定型文
① すべての祈願文は、初めに定型文を必ず書きます。
下記の*定型文を書いて、次にご自身の願意文を書きます。
祈願
祈願者(祈願者の名前を書き入れる)
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
祈願文は、半紙に「縦書き」「横書き」のどちらでも構いません。
② 次に、ご自身の祈願内容を定型文の後に書きます。
私の願意:
私は〇〇の仕事でお客様に喜んでもらう努力をして、得た収入で夏休みに両親を旅行に連れて行き親孝行をします。
③ 最後に、「創造主、守り給へ 幸へ給へ」で結びます。
祈願先名:創造主、守り給へ 幸へ給へ
祈願者名:自分の氏名
定型内容:
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
私の願意:
私は〇〇の仕事でお客様に喜んでもらう努力をして、得た収入で夏休みに両親を旅行に連れて行き親孝行をします。
祈願先名:創造主、守り給へ 幸へ給へ
祈願文例
■ 直系先祖の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(父方・母方の姓)家先祖代々から流れる古き罪垢を清めてカルマを成就させ給え。
先祖代々の御霊たち、すべての縁ある御霊たち、(父方・母方の姓)家の皆を霊的に成長させ給え。
*(ここに特定の祈願内容を書き入れる)
例:〇〇の御霊、▲▲の御霊.…、(曽祖父、曽祖母、祖父、祖母、父母、家族など特定の亡くなられた人の御霊)が生前の苦しみ囚われ、執着から開放され、皆を霊的に成長させ給え。私の心の中に先祖・家族のみんなの居場所を作ります。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ 個人の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに家族の名前を入れる:父母、夫婦、子供、自分の名前)は、過去一切のカルマを成就し、霊的に成長させ給え。
*(ここに特定の祈願内容を書き入れる)例:私は〇〇病のカルマを成就して、先祖から引き継がれた命を大切にします。私は自分の存在を認めて内なる声を大切にします。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ 特定の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに特定の願意を書き入れる)
例:私は今生を共に歩む良きパートナーとのご縁を求めます。良きも悪しきもそれぞれのカルマを成就します。お互い正直に伝え合い、信頼し合い、共に成長する人生を送ります。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ 土地を清める祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに住所、建物名、関係する人の氏名、特定の願意を書き入れる)
例:〇〇県〇〇市△△3-2-1、■■マンション301、この地域、この地の過去一切のカルマを清め給え。このマンションの全住人、この地に縁あるすべての御霊たち、家族全員の名前、この地が清まり、人、自然が生かされる土地になりますように。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
・土地 … 住んでいる地
■ 会社(会社の発展)の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに該当者の氏名、特定の願意を書き入れる)
例:この土地の歴史を清め給え。この地に地縛する御霊たちの苦難と執着の念が清まり、
霊的成長に導き給え。
(住所、会社名、社長名、全社員、自身の名前、会社の発展、病、
[トラブル等があればその内容]のカルマのお清め を書く)
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ 人間関係(会社)の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに該当者の氏名、特定の願意を書き入れる)
例:私〇〇と(上司)〇〇、(同僚)〇〇との関係で現れているカルマ、 それぞれの先祖から続くカルマが清まり成就されますように。 新たな協力関係を構築して、助け合うことができますように導き給え。
*創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ 人間関係(いじめ)の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに該当者の氏名、特定の願意を書き入れる)
例:(子供の名前)〇〇と(相手)〇〇、〇〇との現れているカルマ、 先祖から続くカルマが清まり成就されますように。 お互いに認め合い、助け合い、分かち合い新たな関係を築けますように。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
■ お金関係の祈願
* 定型文を書き入れる
顕界と霊界に霊的進化と調和がもたらされ、此の世に神の国を実現させ給え。
世界の国々のカルマ民族のカルマが成就し、世界が平和になり地球社会を実現させ給え。
*(ここに該当者の氏名、特定の願意を書き入れる)
例:〇〇 のお金に関する過去一切のカルマを清めます。私は自分を無条件に愛します。私は、責任を持って自分を大切に育てます。私は、生きる価値があります。○○が出来なくても、私は大切な存在です。 〇〇の収入は家族のために、自分自身のさらなる学びのため感謝して使わせていただきます。
* 創造主、守り給へ 幸へ給へ
祈願文を書き終えたら、次は塩盛りをします。