2026年2月 みことのり
歩み
1歩で良い
半歩でも良い
歩むことを続けよ
いきなり走れば
あっという間に力尽きる
頑張って歩めば
心が折れてしまう
力が尽きては歩みが止まる
最も尊いことは
己を知ることである
毎日身体を休め
毎日心を癒し
毎日少しずつ
歩めるように
己の選んだ道を
自分自身のペースで
1歩ずつ
半歩ずつ
歩み続けよ
いつかその道は
カミへの道となる
1. 「歩み」とは ― 成果ではなく継続の思想
1歩で良い / 半歩でも良い
経営において最も誤解されやすいのが、
「前進=大きな成果」*という思い込みです。
このみことのりが語る「歩み」とは、
- 数字を一気に伸ばすことではなく
- 評価を早く得ることでもなく
止まらずに進み続ける構造を保つことです。
半歩でも進んでいれば、
組織も人生も「後退」はしていません。
2. 走るリーダーが最初に失うもの
いきなり走れば / あっという間に力尽きる
スピード重視の経営は、短期的には称賛されます。
しかし多くの場合、最初に失われるのは、
- 判断の精度
- 人を見る余裕
- 自分の内側の声
走り続けるリーダーは、
気づかぬうちに“自分の状態”を見失う。
3. 「頑張りすぎ」は心を折る
頑張って歩めば / 心が折れてしまう
これは、非常に現実的な警告です。
- 無理を美徳にする文化
- 気力で乗り切る体制
- 休むことへの罪悪感
こうした組織は、
ある日突然、動かなくなる。
持続性のない努力は、
本人だけでなく組織も壊します。
4. 最も尊いこと ― 己を知る
最も尊いことは / 己を知ることである
リーダーにとっての「己を知る」とは、
- 自分の限界を知る
- 自分の回復速度を知る
- 自分が鈍る兆しを知る
ことです。
自己理解のないリーダーは、
必ずどこかで無理を強います。
5. 休むことは、経営判断である
毎日身体を休め / 毎日心を癒し
これは精神論ではありません。
高度な経営判断です。
- 疲労した判断は、必ず雑になる
- 追い込まれた判断は、短絡的になる
「休める状態を維持すること」は、
未来の失敗を未然に防ぐ投資です。
6. 少しずつ歩める体制をつくれ
毎日少しずつ / 歩めるように
個人にも組織にも必要なのは、
- 常に100%を要求しない
- 回復を前提に設計されたリズム
- 長く続くペース配分
一時的な全力より、
続けられる70%の方が、はるかに強い。
7. 自分のペースで歩む勇気
己の選んだ道を / 自分自身のペースで
他社・他人・世間のスピードに合わせると、
判断は必ず歪みます。
- 他と比べない
- 焦らせない
- 焦らない
これは甘さではなく、
成熟したリーダーの自律です。
8. 半歩を積み重ねる者が、最後に届く
1歩ずつ / 半歩ずつ / 歩み続けよ
多くの人は「結果が出ない」と言ってやめます。
しかし本当に止まるのは、
- 疲れ切ったとき
- 心が折れたとき
だからこそ、このみことのりは
歩幅より“継続”を尊ぶ。
9. 「カミへの道」とは何か(経営的解釈)
いつかその道は / カミへの道となる
ここでいう「カミへの道」とは、
特定の宗教的到達点ではありません。
経営の文脈では、
- 無理をせず
- 偽らず
- 持続可能な形で
- 人と社会に調和する在り方
へと自然に近づいていく道です。
総括(経営者・リーダーへの一文)
この2月のみことのりは、
「急ぐな。折れるな。止まるな。」
という、極めて実践的な指針です。
- 速さより、確かさ
- 気合いより、調整
- 一気呵成より、日々の半歩
歩み続ける者だけが、
本当に遠くまで行ける。
それが、リーダーに示された「歩み」です。
